通信レッスンの体験談その1

29歳、自営業、受講期間:2年1カ月
ギター歴13年(途中ブランクあり)

僕がトモさんのレッスンを受講したいと思ったきっかけは、なにかの雑誌のインタビューで「効率的に練習
する」ことについてトモさんがお応えになっているのを拝見したのがきっかけです。当時(いまでも?)、
不規則な生活を送っていた私には、毎週特定の時間・場所に通いながらレッスンを受けることは不可能
でした。ですので、「通わなくていい」ということも私には魅力でした。そういった練習環境もさておき、
ファンクやジャズ、ブルースといったジャンルを縦横無尽に弾きこなすギタースタイル、常にグルーヴと
歌心に溢れているサウンド、そういったギターの秘訣を知りたいと思ったこともレッスン受講の理由です。

トモさんの「基礎やフィーリングを重視」するレッスンは、その言葉以上の内容です。一般的なレッスンでは
「ほぼ決められたカリキュラム(レッスンの流れ)」を、理解度や消化度に関係なく順番に受講することが多
いのですが、それだと1つ1つのことを充分に身につけられないままに、次のレッスンに進んでしまって
結果的に基礎がグラグラのまま数年が過ぎてしまいがち。そうすると、小手先のテクニックや知識
ばかりが蓄積されることになり、いざというときの底力は養えない気がします。

トモさんのレッスンでは、基礎的な練習ひとつとっても、他のレッスンより高いレベルで「できている」
「できていない」のジャッジが下されます。ハッキリ言って厳しいです。「時間がかかってもやるぞ」と
思って臨まない限り続かないかもしれません。しかし、高度なことや複雑なことを教わらずとも、基礎を固
めるだけでギターのサウンドは変化していきます。これがレッスン受けていて嬉しいところ。

そうした「基礎」にシビアな一方で、同じく「フィーリング」にもシビアです。いくら正確に弾けても
フィーリングがないと、トモさんの判定は「アウト」。トモさんの教えで印象的だったものが
「カラダから出てくるもの」と「音」を直結させるための心構え。これは、レッスン生だけが
知り得る秘密かも。それと、ギター雑誌などで安直にフレーズを仕入れるだけでは、
「フレーズのつぎはぎソロしか弾けない」ってことも、教えられて目から鱗でした。

トモさんの模範演奏を聴いているとわかるのですが、トモさんは複雑なカッティングをやらずとも、
シンプルな3コードだけでも、異常にグルーブしているのです。シンプルに攻めても上手い人は上手い。
ところがフィーリングや基礎を疎かにしたまま、知識ばかり詰め込んでカラフルなサウンドを実践しても、
それでグルーブが生まれるわけではないのです。ここは僕も勘違いしていました。

レッスンで毎度共通しているのは、問題点を明確に理解して、それをクリアするための方法指し示
してもらえること。ただし、基礎を固めながら「一歩一歩無理をせず」が絶対条件。なので、スイング
できない間はファンクをやらせてもらえなかったりと、これまた道は平坦ではありません。

当たり前のことですが、ギターの練習に「特効薬はない」わけです。基礎から一歩一歩積み重ねていく、
それも確実に、フィーリングを重視して。多くのギターレッスンやギター本は、特効薬的な側面を少
なからず持っている一方で痛みを根本からは直してくれません(付け焼き刃的になりがち?)。対してトモ
さんのレッスンは、効き目が現れるまでに時間はかかっても、痛みを根本から取り払ってくれる
「バンテリンのようなレッスン」(意味わかります?)。

受講し始めて2年近くたった今でも、やっと基礎の基礎を少し抜け出せた程度のレベル(たぶん僕は
スローペースな生徒?)。ですが、それでも2年前に録音した音に比べると、ずいぶん音は変化しましたし、
一歩一歩、いや半歩半歩ずつでも前進している実感があるので、非常に満足しています。

ちなみに、上手いギタリストが必ずしも上手く教えられるとは限らないみたい。しかし、トモさんは教
えることでも超一流。生徒の上達を一緒になって喜んでくれる愛情に溢れた師匠です。